老人もベッド就寝に転じつつある

2011.12.23

日本人は年をとると伝統に回帰するという常識が、就寝形式に関しては通用しなくなりはじめていることだ。年のせいで足腰が弱くなり、また夜中に小用に立つことが多くなると、畳の上に敷かれた蒲団に入る動作や、そこから起き上がる動作が辛くなってくる。寝起きには、べッドの方が楽なのだ。しかも、今のお年寄りは昔と違って、自宅ではこれまでずっと蒲団に寝ていたにしても、ホテルや病院でベッドに寝た経験が多かれ少なかれあってその寝具合を知っているから、足腰が不自由になるとべッドを好むようになる人が多くなる。

[参考]
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http://suumo.jp/chintai/saitama/ek_0400_nisshin/

ぼくの母もその例にもれない。また、さらに身体が不自由になって日常生活の動作に手助けが必要になると、介護役の家族にとってもベッドの方が楽である。だから三世代同居の住宅をつくる際に、お年寄りの部屋は和室、というふうに簡単に決めない方が良い。これは便器についても言えることで、日本趣味に凝り固まったお年寄りでも、使い慣れさえすれば、洋風便器の方が足腰の負担が少なくて楽なのである。