鉄骨系のハウスメーカーで、3世帯住宅を建築したNさんの事例です。1階は娘さんご一家、2階がご両親、3階が息子さんご一家の3階建で、それぞれのお宅は外部階段に面した玄関からの出入りで、家の中では行き来ができない間取りとなっています。工期が遅れて4月下旬に入居されたそうです。そして事件は7月に起こりました。一階の娘さんご一家が夏季休暇で10日間旅行に出かけていて、自宅に戻ったその日、玄関を開けたら異臭
夏休みに旅行から帰ってきたら台所がカビだらけ... の続きを読む
地下室付きの建売を検査してみると、地下室の抱える諸問題、たとえば防水・防湿について、無頓着な設計と現場施工がほとんどなのです。地下室は設計上も施工上もかなり神経を使わなければなりませんが、設計段階での図面を見ても防水・防湿の仕様を明確に指示している図面は少なく、ほとんどが現場任せと言ってもいいようです。また、地下室の施工費用は、現場の状況や道路・お隣りの建物との距離などによって、大きく変わります。
地下室の抱える諸問題... の続きを読む
スリッパと乳母車の存在が、日本らしさの文化を塗り替えたという説も一理あるかもしれません。この辺で、大人たちはもう一度村おこしではありませんが、健全なる家族おこしのために、子どもたちが腕白になれる家造りを真剣に考える時がきているように思われます。即ち、それを可能にする環境を整えてあげることが大切でしょう。それも安心素材での家造りでなければ意味がありません。であれば、やはり天然木に優るものは無いでしょ
天然木で子どもたちが腕白になれる家造りを... の続きを読む
翌日からは間柱、筋交いなどが取り付けられ、屋根の形が決まり、急ピッチで家の形が整えられていった。十二月九日頃になって瓦葺が完了すると、遠くからでも屋根のグリーンの色が鮮やかに見えた。暗くなると、斜め四五度に張られたTIP構法の隙間から明かりがもれて、我家は幻想的な雰囲気に包まれた。楽しみにしていた外張り断熱工事が始まった。大工さんたちは北面から板状の断熱材を貼り始めたのだが、三日もしない内にすべて
断熱方法の違いと効果... の続きを読む
建設業においては屋外作業が主体となるので、工事中に近隣者その他の第三者に損害を与え、紛争を生じがちであります。特に都市におけるビル建築や地下鉄工事などの大規模工事においては、隣接地の地盤沈下、建物の傾斜、損傷といった物的損害のみでなく、日照障害、騒音、振動などによる生活妨害を伴います。これら施工中に生じた第三者の損害について、民法上の救済手段としては民法第七〇九条以下の不法行為に基づく損害賠償請求
仮処分を受けて困っている工事現場がふえている... の続きを読む
お客様の中には、自分で設計事務所などに工事のチェックを依頼される方もいらっしゃいます。費用はかかりますが、ひとつの方法でしょう」「要は、第三者のチェックを入れることが大事なのですね」と、奥さんが素早く反応されます。「ご主人がおっしゃった、業者が工事中に倒産したらどうするかについても、(財)住宅保証機構という公的団体が行っている「住宅完成保証」という制度があります。万が一、工事会社が倒産した場合はほ
倒産しない会社を見分けること?... の続きを読む
結露対策には、空気中の水蒸気の量と温度がキーワードになってくるのですが、もう一つ、水蒸気の性質を考える必要があります。私たちは暖房したときに、部屋同士が簡単にふすまでさえぎられている程度でも、隣の部屋が暖まらないということを体験的に知っています。仕切りがあると、暖まった空気は伝わっていかないのです。そんなことから、湿度(水蒸気)も、温度と同じように室外には伝わらないように思いがちです。しかし、水蒸
水蒸気は、どこにでももぐり込んでいく... の続きを読む
住まいを、「家族から考える」「社会的に考える」という視点が、欠落していたからではないでしょうか。これまで、社会学者、心理学者、医師をはじめとしたさまざまな専門家が、家族について論じてきましたが、家族が日々の暮らしを送る住まい、いわば、家族か展開される土台である住まいと繋げて考える視点はなかったように思います。依然として、家を買ったり建てたりする際に消費者が接するのは、不動産業者であり、ハウスメーカ
住まいを、「家族から考える」「社会的に考える」... の続きを読む
建具・家具・カーテンなどの色を選びます。つまり、ここではじめて、室内のイメージをきめるというわけです。たとえば、床・壁・天井が今、仮に淡いグレイだったとします。その部屋に、白いドア、白い家具、プリントのカーテンがかけられたとすると、いかにも軽快な若い人の部屋というイメージです。ところが、床・壁・天井は、部屋と同じ淡いグレイで、ドアはローズウッドの木目、家具もローズウッド、カーテンはビロードだとする
建具・家具・カーテンなどの色を選ぶ... の続きを読む
自然の涼しさを表現して「木陰の涼しさ」とよく言いますが、現代の住居では、なかなかそうはいきません。木陰の涼しさという快適性は、樹下の地面が直射日光を受けずに冷えていること、そして、体温より低い温度の風に身をさらすことで得られる快適さです。室内で木陰の涼しさを得るには、樹下の地面が冷えているのと同様、壁や床そして天井などの温度が、体温よりもかなり低い状況であることが求められます。そこに涼しい風が吹け
木陰の涼しさの実現が可能に... の続きを読む