汚染にまみれるのは低中層階まで

2011.11.04

風の弱い晴れた日の昼間をシミュレーションしてみる。地表付近の暖かい空気は上昇するために、地面上に吐き出された自動車の排気ガスは上昇し、大気中に拡散していく。したがって、有害物質の濃度が高いのは地表付近で、高度が上がるにつれて薄まっていく。すなわち、こと自動車の排気ガスに限定すれば、高層階の空気は低層階よりきれいだといえる。一方、高い煙突から出た煙もやはり上昇し拡散していくため、風が弱ければ住宅地に流れてくることがほとんどないので、高層階であれ低層階であれ、住民への影響は少ない。

[参考サイト]
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では、風の弱い晴れた日の夜間はどうか。地表付近の空気は、地面に冷やされるために上昇することなく、そこにとどまろうとする。逆転層である。大気は動かず安定しているため、自動車の排気ガスも上方向に拡散せずに、地表付近にたまる。したがって、交通量の多い道路近くの一戸建てや低層階のまわりの大気はかなり汚れている。ただし、その汚染大気は高層階にまで上昇しないため、汚染にまみれるのは低中層階までで、高層階にはあまり影響がない。