アレルゲン活性の高いもの、低いものをすべて含めると、家屋の内外に生息する昆虫類は、ほとんどがアレルゲンになる可能性があります。その証拠に、昆虫を扱っている研究者は、自分が扱っている昆虫のアレルギー症を患っていることがよくあるからです。ゴキブリを扱っている人はゴキブリアレルギーに、ハエを扱っている人はハエアレルギーにかかっているわけです。どの研究者も面子を重んじて、そのような話をあまり公にはしないようですが……。
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カやその他の吸血性昆虫類は、いろいろな病原菌を媒介しますが、これら病原菌は公衆衛生の観念が発達した今日のわが国ではあまり問題になりませんので、むしろ吸血性昆虫に剌されたり、咬まれたりすることのほうが問題になるわけです。吸入性・経皮性アレルギー症の中で、一般居住者が受ける被害で、とくに問題になるのは、ユスリカによるぜんそく、鼻炎、眼アレルギーとハチ・カ・ノミなどに剌されたり、咬まれたりしたことによる症状、それにドクガーチヤドクガに接触したことによって起こる皮膚炎などです。