断熱方法の違いと効果

2011.09.30

翌日からは間柱、筋交いなどが取り付けられ、屋根の形が決まり、急ピッチで家の形が整えられていった。十二月九日頃になって瓦葺が完了すると、遠くからでも屋根のグリーンの色が鮮やかに見えた。暗くなると、斜め四五度に張られたTIP構法の隙間から明かりがもれて、我家は幻想的な雰囲気に包まれた。楽しみにしていた外張り断熱工事が始まった。大工さんたちは北面から板状の断熱材を貼り始めたのだが、三日もしない内にすべての柱や筋交いなどの構造体は、外側から断熱材で隙間なく囲われて見えなくなった。同じ頃に、近くではグラスウール断熱材を用いる家造りが進行していた。そちらは、柱や筋交いなどの間に内側からグラスウールを詰め込むので、それらは外側に露出したままとなり、断熱工法の違いが一目で分かった。そして冷たい雨が降ったときに、外断熱工法を選択したことが正しかったことを実感した。大工さんたちは、朝は早くから夜遅くまで実にスピーディーに働いた。動きがリズミカルで、仕事が楽しくて仕方がないという感じだった。仕事納めである二九日までには、玄関と勝手口のドアが付き、プラスチック製で二重ガラスの窓も全て取り付けられ、外断熱工事が完了した。上棟してからほぼ一ヶ月で、我家は寒さを完全にシャットアウトできる体勢を整え、戸締りをして正月を迎えることができた。迎えた二〇〇一年一月は、九日より現場が動き出した。二日前に降った雪が積もっていて、仕事始めは寒い日となった。

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